島バナナ農園を開いた経緯

history

50年前の1970年代に、気象協会に所属していた森田正光が、協会の先輩と旅行で訪れた石垣島で初めて島バナナを食べ、その美味しさに感動したことが始まりです。

その美味しさが忘れられず、その後40年以上、沖縄に行く機会があるたびに、現地で購入して食べていましたが、インターネットで通販購入できる時代になり、本土でも食べていました。

2019年に、偶然再会した弟子のような存在の知り合い(元弟子)が農家のブランディングやデザインをする仕事に就いていたため、通販購入したものを食べてみてと勧めたところ、その元弟子のバナナ嫌いが発覚。
それが、のちに島バナナ農園を開くきっかけとなりました。

元弟子がバナナ嫌い——それでも食べてみてもらったところ、バナナ嫌いが一転、島バナナの味には大いに感動したため、森田の「美味しい島バナナを全国に広めたい」という思いが湧き上がり、賛同した元弟子と一緒に島バナナを広める活動を開始しました。

その活動で、次々と難題に突き当たりました。
島バナナは、バナナの中でも極めて栽培が難しいこと、島バナナと似たバナナが島バナナとして売られていること、感動したあの美味しさを持つ島バナナになかなか出会えないこと・・・数えきれないほど難題に突き当たりました。

それならと、自分たちが本物と思える島バナナを栽培できる農家さんを募る方向で、人づてに紹介していただき、その農家さんの立ち合いで畑を見学させてもらうことや応援したいということを伝えてまわる活動をしていきました。



その活動の中で出会った、沖縄農業大学校の高橋先生の教え子で今は農家の瀬戸田亜佑美さんが特に、森田の「美味しい島バナナを全国に広めたい」という思いに賛同。
瀬戸田さん個人に声がかかった畑の土地の話を森田に紹介して、「一緒に島バナナ農園を作りましょう」と提案し開園となりました。