ストーリー

Story

昔、50年前のこと⸺20代の青年が沖縄の石垣島を旅して海岸を歩いていたとき、おばあさんが「食べてみて」と、小さなバナナを差し出しました。
てのひらに乗るくらい小さなバナナ。
ペラペラの薄い皮を慎重にむいた青年・・・
あふれ出す甘酸っぱい香り。
一口で、口いっぱいに広がるさわやかな酸味とほろ甘さ。
ねっとりせず、舌触りなめらかな食感。
「なにこれ!うまー!」
青年は感動して、その“島バナナ” と 呼ばれる小さなバナナの味を50年も忘れられませんでした。