島バナナ栽培技術確立プロジェクト支援活動

2021/07/25

台風6号が沖縄諸島周辺で7月19日〜25日の長期間停滞しました。

プロジェクトの農場がある場所は暴風域には入らなかったものの、最大瞬間風速が20m/sを超える日が続きました。

これは、バナナの葉が破れ、枝が折損する目安だそうです。

その台風6号の対策として、7月17日、防風対策が施されました。

そして、苗の定植後約1ヶ月の島バナナの苗は一葉たりとも葉の裂傷なしでした。

6月26日撮影↓


約1ヶ月間、除草や独自の施肥が行われました。

7月25日撮影↓



株の生育記録


※島バナナ研究会 代表の森田正光がオーナーになっている株の生育データ
※メリクロン苗を定植



2021/06/26  07/25(台風6号通過後)
葉数 7枚 10枚(正常葉数6枚)
株丈 13cm 31cm
株径(長径) 6.5mm 14.8mm
株径(短径) 5.3mm 13.6mm
株径周 - -
葉の状態 0% 100点

・葉数
苗定植時に確認できた葉数を基に、測定時に最後に展開した累積葉数を記録

・株丈
知際部から最終葉の付け根までの高さを記録

・株径
知際部より高さ10cmにおける株径の長径×短径を記録

・株径周
知際部より高さ10cmにおける株周を記録

・葉の状態
06/26 Stover(1987)の方法で風害による被害率を記録
07/25から 独自の指標(点数)に変更

・正常葉
測定時に一葉当たりの切れ込み10以下の葉、病害や生理障害、枯死等の葉面積が半分未満の葉


島バナナ栽培技術確立プロジェクト支援活動