協力農家さん

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協力農家さん < 農園運営の背景

屋我地農場

“昔ながらの小さな島バナナ” の栽培に
取り組む農場

所在地

沖縄県名護市饒平名(よへな)
※屋我地島 内

栽培・管理担当

一般社団法人島バナナ協会 理事
沖縄支部マネージャー
瀬戸田亜祐美


取り組み

屋我地農場は、当協会が追求している“酸味がしっかりある昔ながらの小さな島バナナ”を再現するための試験農場です。
施肥を最小限にすることで、酸味が凝縮された小さな島バナナの再現を目指しています。

この農場は、もとは、地元の名士が島バナナを普及させようと、100本の島バナナを定植していた土地でした。
これからの継続的な維持管理を考えた時に、当協会 代表の森田とご縁があり、「森田さんの島バナナ農園」として運営管理することになりました。

その後、地元の皆さんのご協力で草刈りや施肥などの管理を進め、今は島バナナの株が増えて元気に育つ環境になっています。

この農場では、無施肥に近い栽培方法で“小さな島バナナ”(実の長さ10cm未満)再現を目指しています。

最近の栽培状況

2025/10/06
→実りを迎えました。


瀬戸田亜祐美の自農園


沖縄県国頭郡今帰仁村にて「てぃーだファーム」を経営。
パイナップルを主とした熱帯果樹を栽培しています。


経緯


島バナナ協会の「島バナナ栽培技術プロジェクト」を推進していた沖縄県農林水産部 中部農業改良普及センター 農業技術班 果樹担当 主任技師(当時) 高橋 健さんの推薦で、瀬戸田が自農園で島バナナの栽培を開始しました(国頭郡今帰仁村)

安定栽培のため高橋 健さんのアドバイスを受けながら農業技術を習得していきました。

その後、メリクロン苗での栽培、病虫害、台風による被害を経験し、一から別の畑でやり直すことになった際、瀬戸田に畑の土地提供の話があったところ、「森田さんの島バナナ農園」の開園を協会代表の森田に提案し、実現しました。


※高橋 健さん
現 沖縄県立農業大学校の講師
※メリクロン苗
バイオテクノロジーにより、分裂組織を無菌的に培養し、増殖させた苗
※吸芽《きゅうが》
果実がなっている株の脇の地面から発芽した新芽


ゴリラが好きで、ゴリラと関わる人生を送りたいと思い続け、商社を退職。
まずは、ゴリラの生息域の環境に似た環境での仕事をしようと、兵庫県から熱帯の沖縄へ移住して新規就農し、パイナップルの栽培を始めました。




島バナナのメリクロン苗を定植し、栽培に取り組んでいましたが、病害虫により発育が悪く、収穫には至らず、2023年8月には台風の被害にも遭い、島バナナの栽培方法を見直すことにしました。



それが、遺伝子分析済み株の吸芽から育った苗の定植による島バナナ畑の造成と栽培であり、「森田さんの島バナナ農園」開園の提案です。

森田の「美味しい島バナナを全国に広めたい」という思いの実現、その美味しさである酸味と香りを追求する「森田さんの島バナナ農園」の開園となりました(2024年4月)



その後、屋我地に農場を拓き、現在、100 本ほどの島バナナが育っていますが、試験的に、台風対策の防風林として、島バナナ株のすぐ隣にウコンを密に植えてあります。




屋我地の農園は、地元の方の尽力により運営管理されています。

写真左:農業生産法人合同会社やがじ島 宮城政喜さん
写真右:株式会社塩田 上地功さん