島バナナ協会活動レポート

島バナナ栽培技術確立プロジェクトの島バナナを管理する瀬戸田亜祐美のお知り合いである酒井 規雄さんの島バナナ畑を見学し、島バナナに関するお話をお聴きしました。
酒井 規雄さんは沖縄県名護市で、バナナ畑を管理なさっています。 


海洋学の研究に基づくと、島バナナには白グチャと赤グチャと呼ばれる種類のものが存在するそうです。
下の写真にもあるように、赤白の色の違いは島バナナの葉の茎に現れます。
赤くなるのは土に含まれる窒素が関係していると言われていますが、原因はまだわからないということです。


沖縄にある島バナナのほとんどが赤グチャで、白グチャの島バナナと比べて比較的に育てやすい傾向にあるそうです。
酒井さん曰く、白グチャの島バナナが昔から沖縄に存在していた純正の島バナナだそうです。


写真に掲載している島バナナ畑は酒井さんが管理し始めてから3年が経ったものだそうです。
島バナナは株自体の成長が早い一方で、なかなか収穫ができないという現実です。


また沖縄のバナナ市場ではアップルバナナやナムア系のバナナが島バナナと混同されたまま、販売されてしまっています。

  島バナナ協会は、このような本物の島バナナが判別しにくくなっている状況を改善していくために、島バナナの遺伝子(DNA)分析という根本的な活動に取り組んでいます。
それが、島バナナの葉の採取です。
(協力:千葉大学文学部・文化人類学研究室 教授・博士の小谷真吾さん)


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