島バナナ協会活動レポート

沖縄県那覇市を拠点とし、主に果実の小売をしている琉球青果さんの海老原 英雄さんと奥平 舞さんに島バナナのことについて様々なことをお聞きしました。


我々島バナナ協会が求めている島バナナは長さが10cm未満のものなのですが、現在、市場に売られている島バナナは一般的なバナナであるキャベンディッシュほど大きくはないけれども、形や大きさが様々でどれが本物なのかがわからない状態だそうです。


島バナナは栽培が非常に難しく、量も中々採れないため、商売として島バナナを販売していくのは困難なのだそうです。
しかしそれは長さが短く、小さい島バナナの場合の話で、長く大きい島バナナであれば販売していける可能性があるそうです。

また沖縄における島バナナの扱われ方についてもお話していただきました。

昔は三尺バナナやナムア系のバナナは島バナナと明確に区別されていましたが、現在市場で販売されている島バナナは名目上では「島バナナ」として売られていますが、その多くがアップル系統、ナムア系のバナナです。


  島バナナ協会は、このような本物の島バナナが判別しにくくなっている状況を改善していくために、島バナナの遺伝子(DNA)分析という根本的な活動に取り組んでいます。
(協力:千葉大学文学部・文化人類学研究室 教授・博士の小谷真吾さん)


島バナナ協会活動レポート