島バナナ協会活動レポート

3000本以上の島バナナを栽培する、宮古島の島バナナ生産農家、上地 広男さんを訪問し、島バナナのお話をしていただきました。


上地さんの農園で採れた島バナナは宮古島内の市場に出され、観光客向けを中心として販売されているそうです。
実が成ったばかりの島バナナは大ぶりのものですが、熟していくのと同時に、徐々に小さくなっていくそうです。


宮古島地方は、台風銀座と呼ばれるくらい、台風の接近の多い地域です。
一年間に平均3.8個の台風が接近します。
そのためバナナの栽培は非常に困難で、台風の対策は非常に重要だそうです。


ナムア系、アップル系のバナナと島バナナは、収穫した実の見た目が非常に似ているため、混同されたまま市場に出回ってしまっている実情があります。
島バナナ協会は、このような本物の島バナナが判別しにくくなっている状況を改善していくために、島バナナの遺伝子(DNA)分析という根本的な活動に取り組んでいます。

それが、島バナナの葉の採取です。
(協力:千葉大学文学部・文化人類学研究室 教授・博士の小谷真吾さん)
そして上地 広男さんに協力を得て、農園のバナナの葉を採取させていただきました。


島バナナ協会活動レポート